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相続トラブル事例

どうして起こる?女性の老後破産

平均寿命が延びるにつれ、「老後破産」という言葉を耳にすることが増えました。
特に女性の方は平均寿命が長いので、早い段階から人生設計をしっかり立てておくことが大切です。

総務省の家計調査によると、60歳以上の単身女性世帯の消費支出平均額は、1カ月当たりおよそ15万円という結果が出ています。
また、同じ単身女性でも、34歳以下の消費支出は約17万円、35~59歳が約19万円となっており、年代によって支出の額と内容に変化が見られます。
60歳以上の単身女性では、他の世代と比べ光熱費、管理維持費、設備修繕費、家庭の消耗品などの支出が高くなっています。
これは何を意味するかというと、60歳以上の単身女性は第一線を退いた後は、家にいる時間が長くなるということです。
現役時代と比べて家にいる時間が長くなれば、光熱費や家電などの家庭用耐久財の費用も高くなります。

さらに、現役時代と比べて交際費が高額なのも60歳以上の単身女性の特徴です。
60歳以上女性の交際費は1カ月平均で約25,000円程度かかっており、消費支出全体に占める交際費の割合はおよそ16%になっています。
34歳以下の女性がおよそ11,000円、また35~59歳がおよそ19,000円程度かかっていますので、比較すると60歳以上の単身女性の交際費が多いのが分かります。

このような背景には、60歳以上の単身女性に家族がいないことが大きく影響していると考えられます。
現役時代のような社会での交流の機会が減少すると、孤独を紛らわすために外に出て他人と機会が増え、現役世代と比べて交際費が増えているのだと思われます。

今後も平均寿命が伸びていくことが予想されますので、豊かな老後を送るために、早い段階から生涯生活設計を行うと良いでしょう。

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