オーナー社長のための収益物件活用術 会社の経営安定、個人資産を防衛

序章なぜ今オーナー社長が収益物件を活用すべきか

オーナー社長が収益物件活用に向いているワケ

 収益物件を活用することは手段であって、決して目的ではありません。このツールとしての収益物件は、オーナー社長であれば特に効果的に活用できるものなのです。

 収益物件の活用には、投資と経営という2つの側面があります。いわば「事業」としての性格を持っているということです。投資先としては収益物件の他にも、株や投資信託、金といった金融商品があります。また収入を増やすために、本業以外に、例えば飲食店等の経営を手がける選択肢もあると思います。なぜ収益物件が特におすすめなのか、これらと比較して考えれば明確に見えてきます。どちらが良い悪いという話ではなく、あくまでもオーナー社長にとっての長所・短所を理解して、目的に応じて使い分けることが肝心です。

 では、収益物件はなぜオーナー社長にとって最適なツールなのでしょうか。オーナー社長であるからこそできる資産運用手法でもあるので、そのポイントを整理してみます。

・借り入れができる

 収益物件はあくまでも不動産です。不動産の良いところは、資金の取得を金融機関からの借り入れで行うことができるという点です。

 株や投資信託を購入する資金は、原則として借り入れできません。

 つまり、キャッシュアウトの必要がなく、自己資金がなく(少なく)ても取得できる点が、他の金融商品との大きな違いとなります。特に日ごろから金融機関との取引関係があり、借り入れがしやすいオーナー社長にとっては、この点が非常に有利に働きます。

・自分の力でコントロールできる

 収益物件はその成果をある程度自分の能力でコントロールできます。

 例えば株価や配当金を自らコントロールすることは、不可能でしょう。

 しかし収益物件は、物件の見極めや管理方法など、自分および管理業務などを任せる管理会社の能力によって、ほぼコントロールできるという特徴があります。

 オーナー社長は、自分でコントロールできないことに投資する(懸ける)ことはできませんが、収益物件であればある程度の勝算を持って投資できるのです。

・他人に任せることができる

 収益物件の活用には経営の側面もありますが、他の事業と違って他人(専門家)に任せることができ、必ずしも自分で何かをしなければならないということはありません。極端にいえば自ら「労働」する必要がないのです。本業で忙しいオーナー社長の貴重な時間を費やす必要がないということは、事業としては非常にメリットが大きいのではないでしょうか。

 しかも、人を直接雇う必要もありません。管理会社等、外部への発注で十分です。

 他人に仕事を任せるのは、オーナー社長の得意な分野です。なぜなら、日ごろの事業から人を使い、仕事を進める立場にいるからです。不動産の細かいところはわからなくても、誰に何を任せればいいのか、その任せるパートナーとどのような人間関係を築けばいいのかという点は、まさにオーナー社長にとって「本業と変わりない仕事」です。

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