オーナー社長のための収益物件活用術 会社の経営安定、個人資産を防衛

第4章優良な収益物件を取得する方法

物件について「わからない」ことは大きなリスク

 収益物件は高額な投資商品です。高額であればあるほど、そこには万が一のリスクが内在します。

 なかでも最も大きなリスクは、物件について「わからない」ということから生まれます。

 例えば、反社会的な組織の関係者が入居していたり、そのような事務所が隣接していたり、過去に殺人事件があったり、入居者が架空のもので取得後大部分が一斉に退去してしまったり、とんでもない滞納者がいたり……という可能性があるのです。これらは過去に私の会社で管理を請け負った物件で実際にあった事例です。

 こうしたことが「わからない」ままで買うことは怖いことです。たとえ購入前に想定利回りや返済計画などを緻密にシミュレーションしたとしても、「わからなかった」大きな盲点が原因となって、予定していた収支計画が根本から狂ってしまうこともあるからです。

 中古の収益物件は、原則として購入する際に一部屋一部屋の中まで見ることができません。ですから、物件の入居者や周辺環境までしっかりと情報を持っている不動産会社から買う必要があるのです。

 重要なのは、物件を紹介してくれる不動産会社と、その物件および売り主との関係です。

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