なぜ、オーナー社長が収益物件活用に向いているのか
収益物件を活用することは手段であって、決して目的ではありません。このツールとしての収益物件は、オーナー社長であれば特に効果的に活用できるものなのです。
収益物件の活用には、投資と経営という2つの側面があります。いわば「事業」としての性格を持っているということです。もちろん収益物件以外にも、様々な投資先の選択肢は存在しているでしょう。重要なのは、それらと比較してどれが良い悪いという話ではなく、あくまでもオーナー社長にとっての長所・短所を理解して、目的に応じて使い分けることです。
では、収益物件はどういった点でオーナー社長にとって最適なツールなのでしょうか。オーナー社長であるからこそできる資産運用手法でもあるので、そのポイントを整理してみます。
借り入れができる
収益物件はあくまでも不動産です。不動産の良いところは、資金の取得を金融機関からの借り入れで行うことができるという点です。
つまり、キャッシュアウトの必要がなく、自己資金がなく(少なく)ても取得できます。特に日ごろから金融機関との取引関係があり、借り入れがしやすいオーナー社長にとっては、この点が非常に有利に働きます。
自分の力でコントロールできる
収益物件はその成果をある程度自分の能力でコントロールできます。
オーナー社長は、自分でコントロールできないことに投資する(懸ける)ことはできません。しかし、収益物件であればある程度のコントロールが可能ですので、勝算を持って投資できるのです。
他人に任せることができる
収益物件の活用には経営の側面もありますが、他の事業と違って他人(専門家)に任せることができます。極端にいえば自ら「労働」する必要がないのです。本業で忙しいオーナー社長の貴重な時間を費やす必要がないのです。管理会社等、外部への発注で十分です。 他人に仕事を任せるのは、オーナー社長の得意な分野です。不動産の細かいところはわからなくても、誰に何を任せればいいのか、その任せるパートナーとどのような人間関係を築けばいいのかという点は、まさにオーナー社長にとって「本業と変わりない仕事」です。